【 ササブネ、寂しいだろな 】  

三津凛

私は人は「どこまでいっても孤独な存在」だと思う。本作の主人公も孤独だ。たった1人でササブネを編む。
たった一艘で流れて行くササブネは寂しいだろうな。
だが不思議な巡り合わせで、ササブネも私も束の間孤独ではなくなる。
たった一艘では寂しいだろうな。
だから寂しくないように、ちゃんと流れて行けるように寄り添う仲間を流してあげる。
主人公もまた1人ではなくなる。またいつか1人になってしまう時は来てしまうのだろうけど、世界は広い。
また一緒にササブネを流してくれる誰かがどこかにいる。
そんな希望を感じる作品だった。

公開日時:2017-12-12

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コメント数:1件
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春風月葉 6ヶ月前

感情のこもった綺麗な書評をありがとうございます。