【 見えない大穴 】  

三津凛

叙述トリックというか、言葉遊びというか諧謔的な作品だなぁと素直に思った。主人公の語りは「俺」であるのに、タイトルは「私にしか見えない…」だ。この私がゴム毬を追いかけていた少女なのか、はたまた少女の保護者と思しき女性のことなのかは野暮なので書かないことにするりカギカッコのない書き方は、もしかすると邪道なのかもしれないが私は面白いと思った。カギカッコをつける間も無く、穴の中に落ちて行く疾走感が表れているようで面白い。文章自体には特徴や特別ハラハラする箇所もなかったが、設定で最後まで引っ張られた。

公開日時:2018-04-10

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