【 メビウスの輪のような 】  

三津凛

淡々とでもまた最初の方に戻って来てしまうような不思議なお話し。著者は簡潔で淡々とした文体で、こうした不思議さを演出するのがうまい。だから、ありえないものでも、つい「日常」としてそのまま受け入れてしまいそうになる。
謎が謎のまま過ぎていく。いや、謎に魅入られた人が入れ替わり立ち代り、あのベンチに座って何かを待つのかもしれない。
最初はよくある日常なのに、「何年かの月日が流れ…」から一気にこの物語の不可思議さと謎の深さが増す。
つぎにあのベンチに座るのは誰だろう。この作品を読んでしまったあなたかもしれない…。

公開日時:2017-12-11

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コメント一覧

コメント数:2件
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春風月葉 4ヶ月前

書評ありがとうございます。 次に座るのは誰なのでしょうね…

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社 流 4ヶ月前

この作品を読んでしまったあなたかもしれない…。 僕も同じ様な感覚になりました!