【 【線香花火と夜の闇】を読んで 】  

春風月葉

雨森 夜宵様の作品を読んでの書評です。
まず、読み始めて数行で作品の持つ強力な磁気に惹かれます。
丁寧な情景描写、会話から感じられる距離感、繊細な心情描写が重なって、その全て、一言一言が重く深く胸の奥に刺さるような文でした。
どこか現実とはズレた空気感を感じる作品です。
なのに人物からはこれでもかというほどに人間らしさを感じ、いつしかその空気感にも違和感がなくなり、作品の世界観に取り込まれて行きます。
その全てを可能にしているのは、やはり重なり合った美しい描写でしょう。
そしてその表現は作者の練り固められた言葉選びあってのことでしょう。
その表現力は一瞬にして読む者の心を奪い、話しません。
そしてその言葉の力で、強く強く読む者の感情を揺さぶります。
読み終えたときには、鳥肌が止まりませんでした。
是非他の方にも読んで欲しい作品です。

公開日時:2017-12-09

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コメント一覧

コメント数:2件
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社 流 5ヶ月前

素晴らしい作品に出会うきっかけをありがとうございます!